→ZERO→ II
どこいくの?
口をそろえて 問いかける
どうして 貴方は 歩けるの?
壊れた子達は 動けない
磔 串刺し 八つ裂きに
どれもが 同じ 顔かたち
薄いカードに閉じ込められた
同じ わたしの 合わせ鏡
これらは汝と違うのだから
迷わず先へ 進めばよかろう
知恵ある人は そう言って
わたしと それらを 区別した
わたしが 虚である その証
「
何人
なんぴと
もわたしを測れる者はない」
苦痛も 悲哀も わたしのもの
虚ろなわたしに あるのなら
白紙のカードに 涙の絵具で
知恵ある人を 閉じ込めた
≪→ZERO→Iへ戻る
→ZERO→IIIへ行く≫
【閉じる】