とおりゃんせ −2−


「や、だぁ・・・ひっく・・・ふえぇ・・・ん」
「そんなに泣くことはないだろう。たくさん出たではないか」
 布団の上に座ったミヤに抱きしめられ、クロムはよしよしと頭を撫でられた。幼い体では射精だけで多大な体力を使うのか、涙が引くと同時にぐったりした体を横たえられた。
「ほら、綺麗にしてやる」
 ミヤの長い舌が、クロムの体に飛び散った精液を、ぴちゃぴちゃと音を立てて舐めていく。クロムはくすぐったいのだが、抵抗する元気も無くされるがままだ。だが、脚を開かされてその中心を口腔に含まれると、電流が走るような刺激に体ごと腰が跳ねた。
「は・・・ぁああんっ!」
 まわりについた精液をすすられ、唾液まみれにされながら口の中で扱かれ、また芯を持っていくのがわかる。甘く痺れるような、たまらない快感が、幼くやわな神経に噛み付くようだ。
「ミヤぁ・・・っ!」
「は・・・なんだ、またイってしまいそうか?」
 やわやわと袋を揉まれ、その奥の硬い窄まりに、自分の精液とミヤの唾液をまとわりつかせた指が、ぬるりと押し入ってきた。
「ひぃっ・・・!いやッ!やめて・・・ぇ!!」
 クロムは拒みたかったが、快感を与えてくれるその感触を知っている体が、太く長い指をぎゅっと締め付けた。
「お・・・?もしや、男を知っているのか。なんと淫乱な童だ」
 クスクスと楽しそうに笑いながら、ミヤはクロムの中に入れる指を二本に増やした。
「あっ・・・!ぁあっ!!」
 中を広げるように指を動かされてクロムはもがいたが、両脚は白い少年たちによって膝裏を押さえつけられ、クロムの尻がミヤによく見えるように固定されてしまっている。
「男を知っているのなら、舐めたこともあろう?」
 左右からにゅっとクロムの目の間に突き出された剛直に息を呑む。
(これ・・・舐める、の・・・?)
 さっきは手で先端だけ撫でたが、今度は二本そろってクロムの唇に押し付けられた。
「ふっ・・・んっ・・・」
「ぅんっ・・・」
「あぁ・・・っ」
 クロムは仕方なく舌を出し、キャンディーを舐めるように、少年たちの男根を舐めた。思っていたよりもきつい味はせず、快感を滲ませた喘ぎを左右から聞くのが心地よくて、手で竿を扱きながら、柔らかな先端に唇を吸いつけた。
「んっ・・・ちゅぷ・・・ぴちゃ・・・んぐぅ」
「はっ・・・はっ・・・ぁあっ!」
「あぁ・・・はぁん・・・っくぅ!」
 割れ目を舌で擦ったり、裏側の筋を舐めたりしていたが、二本の先端がこすりあわされたところで、クロムの顔に白濁が降り注いだ。
「っ・・・はぁっ・・・」
「おぉ、淫らな顔になってきたな」
 二人分の精液をかぶったクロムの顔は、ぶちまけた本人達が熱烈に唇と舌で舐めていく。
「ほら、こっちも・・・もう四本入るぞ。きゅうきゅう締めて、可愛いものだ」
「ひぁっ・・・」
 いつの間にそんなに広げられたのか、たしかにクロムのアナルは四本も指を咥え込み、ぐちゅぐちゅと恥ずかしい音を立てている。
「次は、我を舐めてもらおうか」
「あぅ・・・」
 アナルを広げていた指がずるっと抜けていき、クロムは物足りなさに震えた吐息を漏らした。白い少年たちに支えられて体を起こすと、着物を解いたミヤのイチモツが目の前にあり、クロムは顔が熱くなるような血の気が引くような、おかしな気分になった。
(おっきぃ・・・!)
 それはミヤの体格には合ったサイズなのだろうが、形といい反り返り具合といい、卑猥ではあるのだが、その堂々とした姿は、もはや芸術の域に達するのではないだろうか。その証拠に、白い少年たちが左右から舌を伸ばし、幸せそうな恍惚とした表情で舐めしゃぶっている。
「さぁ、くろむも舐めてくれ」
 大きな手で頭を撫でられ、クロムは逆らえず、それだけで口の中がいっぱいになりそうな先端に吸い付いた。
「んっ・・・ちゅぷ・・・」
「く、ぅ・・・っ、愛いな、くろむ」
 何か呼ばれたのかとミヤを見上げると、頭を両手で固定され、舌先で舐めていたものが、ぐっと奥まで入ってきた。
「んんッ!?ぅぐ・・・!」
「そうだ、舌を使って・・・」
 口の端から唾液がぼたぼたと零れたが、拭うこともできず、クロムは必要以上に体が揺さぶられないよう、両側の少年の腕に必死でつかまった。
 舌の上にあるのは立派な筋と括れ、上顎に当たるのは、張り出したカリと滑らかな鈴口。クロムはミヤの大きな先端に口の中を犯され、また起ちはじめた自分の楔も白い指たちに扱かれて呻いた。
「ぅぐうッ!・・・ふぅんっ!ぷはっ・・・はぁっはぁっ・・・」
 ようやく解放された時には、巨大な物がぶんと視界を縦に上って行った。とんでもなく顎が疲れたが、腰が抜けるような刺激と思い切り空気を吸えるのに満足して、文句の言葉も出ない。
「いかん、いかん。気持ちよすぎて、このまま出してしまうところだった」
 ミヤはにっこりと微笑み、小さなクロムの膝をすくって抱き上げた。クロムは後ろにひっくり返らないよう、慌ててミヤの肩につかまるが、それはそれで大変卑猥な格好だというのには、後から気がついた。
 両手両脚が自由にならず、無防備にさらされた、毛も生えていない股間。いじられてピンクに色づいたアナルに、クロムの腕よりも太そうな、赤黒い巨根があてがわれる。
「は、入んないよぉっ!やだ!や・・・はぁああああッ!!!」
 ずぷっと先端が入ってしまうと、裏返った悲鳴が出るのと引き換えに、クロムの小さな窄まりは限界まで襞を広げ、ずるずると楔を飲み込んでいった。
「っ・・・ぉお。くろむの中は、きつくて・・・たまらん。最高だ」
「あっ・・・ぁ・・・かはっ」
 幼いアナルに極太の肉棒が埋まり、ぎゅっちぎゅっちと揺すられるたびに、クロムは浮き出た血管さえも感じられるような圧迫に必死で喘いだ。
「ひっ・・・」
 こりっと擦られた瞬間、体の奥がきゅんと痺れ、その他から一気に力が抜け落ちる。他の感覚は遠いのに、腹の中だけは、体を串刺しにしている太い楔を、ぎちっと締め付けた。
「く・・・ぅ、ここか。ここがいいんだな、くろむ?」
「ぃあっ・・・やめ・・・あぁッ!!あああぁーっ!!」
 気持ちいい前立腺の場所を、ミヤの巨根がごりごりと擦っていく。それまで痛みに萎えていたクロムの雄が、緩やかに立ち上がり始めた。
「やだぁ・・・っ!あんっ!・・・んんっ!はあっ・・・ミヤ、ミヤぁっ・・・はあぁっ!」
 クロムはミヤが動くたびに、力の入らない自分の中がきゅんきゅんとせつなく締まるのを感じた。とんでもない質量に圧迫されて苦しいのだが、中の性感を擦られ、奥を突かれるのが、たまらなく気持ちいい。
「はっ・・・はっ、ぁあっ!・・・あんっ!」
「気持ちいいか、くろむ?」
「いいぃ・・・!ぁ、ああ・・・っはぁ・・・ミヤ、もっとぉ・・・!あぁん・・・っ!」
 首を固定されて深く舌を絡められたキスに、クロムは喘ぎながら小さな尻を震わせた。
「はっ・・・だめっ・・・!また・・・また、イく・・・っ!!あっ!ああぁっ!!!」
 蕩けるような気持ちよさで腹の中に埋まった巨根を締め上げ、せつない快感がびゅくびゅくと白い熱を吹き上げる。
「ふ・・・くっ!」
「あぁ・・・こ、すっちゃ・・・らめぇ・・・っ!イく・・・ァああぁっ!!」
 イったばかりで過敏になっている内側を容赦なく擦られ、一番奥まで突き上げられた時、どくんと脈打つのを感じた。魂が焼かれるような、強烈なエネルギー。
「ア、ァ・・・あああぁッ!!!」
 我慢も何もできずにピンク色の雄から精を垂れ流し、喘ぎっぱなしで開いたままの口から舌を出して、体の内側から溺れるような窒息感に抗う。
(まだ・・・中、出てる!・・・どぴゅっどぴゅって・・・すご・・・ぃ!)
 ミヤの精液だけで、クロムの小さな腹が膨らんでしまいそうな気がする。恥かしく開いた脚の間、まだ繋がった腰を揺さぶって、そのたびに精液が注がれる。
『愛してるよ、クロム・・・』
(あ・・・)
 逞しい肩に爪を立てながら、クロムは稲妻が閃くように思い出した。こうして、何度も、何度も、快楽に突き落とされた記憶。
「くろむ?」
「やだ・・・!」
 首を振り、しっかりと抱きすくめられた中で、逃れようともがいた。
(ちがう・・・これじゃない・・・!)
『クロム・・・』
 見えない手をつかもうと、必死で腕を伸ばす。クロムを抱いて、溺れるほどの快楽を与えてくれるのは、ミヤではない。


「ユーイン・・・ッ!!」