遠足に行こう! −3−
窓から教会が見える宿に落ち着いた二人は、豪勢なたくさんのご馳走でおなかを満たし、運動した汗で冷えないように、温かな風呂で疲れをとった。
「どうだ、楽しかったか?」 「うん、とっても!」 チェペットを倒した後、ラダファムは取り巻きの多いエンジェリンも倒していた。そして、大きなマスターリングは、なんとノエルに倒させてくれていた。 その時に気付いたのだが、ラダファムが大きな荷物を背負っていたのは、たくさんの装備を持っていたからだ。ルティエには、イベント時期などを除いて、倉庫を開けてくれるカプラさんが常駐してないようなのだ。 「明日帰るなんてもったいないな」 「寒いのは苦手じゃなくなったのか?」 「そ、そうじゃないけど・・・」 小さなクリスマスツリーが飾られた宿の部屋は暖かく、毛足の長い絨毯と、もこもこしたスリッパのおかげで、素足も冷たくない。 だからといって、ノエルをからかうラダファムのように、上半身裸でいるのはどうかと思う。褐色の肌は隆々と筋肉の束を浮き上がらせ、その厚みはノエルの何倍もありそうだ。この筋肉の鎧が、アコライトの職服に収まっている事実は、まったくもって不思議なことだ。 「ファムたんは、寒くないの?」 「ノエルが温めてくれ〜」 羽根布団のベッドに腰掛けたラダファムが太い両腕を広げたので、ノエルは遠慮なく抱きつき、そのままぽすんとベッドに転がる。 「ファムたん、あったかいね」 「ノエルもあったかいぞ」 ラダファムは自分の上に乗ったノエルを抱きしめ、その力強さには少し似合わない、可愛らしいキスをちゅっちゅっとしてくれる。だからノエルも、ラダファムの額や頬に、ちゅっちゅっとキスをする。 ラダファムの体はごつごつとしているが、適度に弾力があって、とても温かい。ノエルにはない立派な筋肉はかっこいいし、ラダファムの強さが目に見えているようで頼もしい。 「ファムたん・・・」 ノエルの下半身に、じわりと熱がこもっていく。すりすりと褐色の首筋に頬擦りすると、長い髪を撫でられた。 「なんだ、気持ちよさそうだな」 「うん」 はふ、と吐息を漏らしたノエルは、硬くなり始めた熱が少しずつ角度を変えてラダファムに接していた。 「もっと・・・」 ラダファムが欲しくて、ノエルはあらわになっている褐色の肌に舌を這わせた。厚い胸板も、呼吸のたびに柔らかく動く、割れた腹筋も、どうやったら鍛えられるのか不明な、腰骨まで続くわき腹のなだらかな連なりも。 「くくっ、くすぐったいぞ」 「むぅっ!ノエルじゃ気持ちよくないの」 「そうじゃないな。場所の問題だよ」 ラダファムがボトムをくつろげるのを、ノエルはドキドキしながら見詰めた。ラダファムの下半身も、上半身に負けず鍛えられており、腰や脚にみっちりとついた筋肉が滑らかに動くさまは、ノエルをとても興奮させた。そして、金色の少年らしく薄い茂みから姿を現しているものに、ノエルはちゅっと口付けた。 「こっちならいい?」 「すごくいい」 にっこりと微笑まれ、ノエルは上着を脱いで、ラダファムの股間に顔を埋めた。 「んっんふ・・・っ、はっ・・・んんっ」 「はっ・・・ぅん、ノエル、気持ちいいよ」 少しトーンの上がったラダファムの声と、口の中でぐんぐんと硬さを増す肉棒に、ノエルは嬉しくてさらに吸い付いた。ラダファムの身長はノエルと同じくらいだけど、いまノエルが舐めているものは、ノエルよりも大きくて、舌でなぞると硬く筋が浮き上がっていて、カリも立派だ。 「ん、もういいよ」 「はぅ・・・」 びんと上を向いた濃い色合いのそれが、ノエルの唾液に濡れていやらしく光っている。 「おっきぃ・・・」 ノエルのあそこも、このラダファムが欲しくて、ずくずくと訴えている。 「ノエル、おいで」 「うん」 ラダファムにパジャマを脱がしてもらうと、すっかり形を変えて先走りをにじませているノエルのものが、勢いよくパンツから顔を出した。 「可愛いなぁ。俺のを舐めただけでこんなにしちゃうなんて」 「ひゃうぅっ!だめ、ファムたん。そんなにこすっちゃ・・・あんっ!」 ラダファムの硬い手に包まれて、ノエルは気持ちよく体を震わせた。先端を擦られるとどんどん溢れてきて、くちゅくちゅという音が大きくなり、とっても恥ずかしい。 「はっ・・・はぁっ、ファムたん、ファムたん・・・!」 腰のあたりがじんじんと痺れて、ノエルはラダファムの逞しい肩にしがみついた。 「こらこら、そんなに腰を振っちゃ、いやらしい子みたいじゃないか」 「あぁ、ん・・・だって・・・だって、気持ちいいんだもん」 ノエルはうっと涙がにじんだが、ラダファムはにこにこと笑顔で、ノエルにたくさんキスをしてくれた。 「可愛いノエル。もっと気持ちよくなろうな」 「うん」 ベッドの上に四つん這いになって、たっぷりのジェルで優しく後ろを解してもらっている間、ノエルはシーツをつかんで、イかないように一生懸命我慢した。 「はっ・・・あっ!はあぁっ!んんっ・・・!!」 ごつごつしたラダファムの指が、二本も三本も入ってきて、ノエルの気持ちいいところをゆっくり撫でたり、入り口を広げたりしている。その間、ノエルの内側はひくひくとラダファムの指を締め付け、もっと硬くて大きいものに擦られることを期待して、痛いほど反り返った先端からぽろぽろと蜜を溢れさせた。 「はぁ・・・ファムたぁ・・・あぁ!」 「そろそろいいかな」 ずるっと抜けていった物足りなさに、ノエルは息切れをしながらも、ラダファムの上にまたがった。 「お・・・乗ってくれるの?」 「だって、はやく・・・ファムたんが欲しいんだもん」 握ったものは鉄のように硬くて、ノエルは嬉しさと期待に頬を染めながら、ゆっくりとその上に腰を下ろした。 「はっ・・・ぁああああんっ!」 ずずっと入ってくる感触に、ノエルは必死で深く息を吸い込んだ。 「くぅっ・・・たまんね。はぁっ、ノエル、すっげぇ気持ちいい」 「はっは・・・ぁああっ!ああん!」 鉄棒のように硬いラダファムが、ノエルの柔らかく開かれた窄まりに深く沈んでいき、締め付けをものともせずにそそり立っている。ノエルの小さな尻が、その逞しい質量に耐えるように震えながら、ぴったりと下ろしきった。 「あぁ・・・ぁ、すご・・・い・・・!ファムたん、すごいよ・・・はぁ、ぁんんっ!」 自分の腹の中に埋まっているものの形と硬さが、ノエルにははっきりとわかる。きゅうきゅうと締め付けるノエルの内側の力に負けない、圧倒的な硬さの存在。 「ノエル、動いていいか?」 「ぁ・・・う、ごいて・・・っ、ひゃっ・・・あっ、だめ、イっちゃう・・・っ!!」 少し動くだけで気持ちいい所に当たってしまい、ノエルは喘ぎながら、自分の根元をぎゅっとつかんだ。 「こら、そんなところ我慢しない」 「だって・・・」 「ノエルは何度でもイっていいの」 ラダファムはノエルの両腕を自分の肩にかけさせると、ノエルがなにか言う前に、ノエルの両膝を太い両腕で担ぐようにすくい上げ、あろうことかそのままベッドから降りようと動いた。 「ひっ!あっ、ぁあっ!!」 ノエルは両脚を思い切り広げ、あそこは繋がったまま。ラダファムが動くたびに、狭い腹の中で熱い鉄棒がゴリゴリと擦れる。 ノエルはラダファムにしがみついたまま動けないが、ラダファムを迎えたあそこだけは、かつてない刺激に狂ったように反応した。かき回され、性感をかすめるようにえぐられるたびに、もどかしい熱でどろどろに蕩けそうだ。 「よいしょっと」 「はあああぁぁん!!」 ラダファムがノエルを抱えたまま立ち上がったせいで、ノエルの奥にある性感に硬い男根が突き刺さり、二人の体に挟まれた膨らみが押しつぶされるまま、ノエルは高い声を上げて精液を噴き上げた。 「はっ・・・はっ・・・ひ・・・ぁ・・・あっ・・・」 ノエルのしがみつく力が抜けても、ラダファムはうっとりと微笑んだまま、ノエルを抱き上げた姿勢を崩さない。 「ノエル、俺と一緒に、もっとイこうな」 ラダファムに軽く持ち上げられるたびに、ノエルは自分の重みで深く奥まで飲み込んで、たまらない喘ぎを上げた。 ジェルと自分が出した物でぐちょぐちょになったあそこが、嬉しそうに硬い肉棒を食んでいる。ぱんぱんと激しい音と衝撃が、ノエルの恥ずかしい楔を押し上げながら、頭のてっぺんまで響いてきて、ノエルは長い髪を乱しながらラダファムの名前を呼んだ。 「ふぁ、むた・・・ぁあ!あっ・・・ま、たぁ・・・っ、はっ、イ・・・ちゃ、う・・・っ!あぁぁっ!!」 「ふっ・・・ノエル・・・ノエル、いい子だな。・・・っぁ、すげ・・・からみついて・・・ぃいっ!」 ノエルは脚を広げて褐色の肉体にしがみついたまま、自分の尻が硬い肉棒を深く激しく飲み込んでは、どろどろに蕩けた内側のいい所にこすりつける快感に酔いしれた。 「ああっ!ぁ・・・き、もち・・・いぃ・・・っ、ひ、ぁ!ふぁ・・・む、た・・・あぁ!」 「・・・っ、く!」 「ふ、ぁああ・・・!どく、どく・・・って・・・!ぁ・・・ら、めぇ・・・んむぅっ」 その太い鉄棒のような暴威から迸った汁をたっぷりと腹の奥に飲み込むと、ラダファムに舌でかき回される深い口付けをもらったノエルの先端からも、壊れたように白濁が流れ出ていった。 |