「んむっ･･･はっ･･･ぴちゃ･･･」
「はぁん。ぁあ、すごい･･･あんっ、微睡みちゃんにご奉仕させているみたい」
　雷の王の指は、さらさらの黒髪に包まれた頭を撫で、そのまま股間を押し付けるように支える。
　たっぷりと唾液を乗せた舌で重なり合う襞をめくると、ジュンはとろりと溶け出した奥にまで舌を伸ばした。
「あんっ･･･あ･･･ジュン、はぁっ･･･あ、そんなに、奥までしゃぶっちゃ･･･あ、あんっ」
「ちゅぷ･･･はっ･･･は、ん･･･く、ぅうんん！？」
　音を立ててクンニに励んでいたジュンは、突然腹の中の物が動いたのに驚いたが、頭を固定されているために、苦痛と気持ちの悪さを逃がすことができない。
「う、あ･･･あぐ･･･は･･･っ」
「ごめんねぇ。動くのよ、コレ」
「はあっ･･･はあ、あぁうっ･･･」
　ぺたんと床に腰を落として震えるジュンを、雷の王は顎を捕らえて、涙を浮かべる顔を上向かせた。
「あらやだ。うーん、鞭とか使ったら、さすがに微睡みちゃん怒るわよねぇ」
　雷の王は、微睡みの君主が、自分にそっくりなジュンの肉体と精神を、自分以外の誰かに傷つけられることをひどく嫌うことを知っていた。
　同じ顔にきっついお仕置きをされるのも怖いが、微睡みの君主のことだから、雷の王がお仕置きされている姿をジュンに観賞させて楽しむに違いない。それは、ちょっと恥ずかしい。
　しかし、ジュンの切なげな表情は、嗜虐心をそそる。
「うん。手が動く前に、こっちを満足させてもらいましょ。はい、おいで〜」
　ぐにぐにと腹の中で動く玩具に膝の立たないジュンを、雷の王は腕をつかんで自分の体の上に引き上げた。
「くっ･･･う、つぅ･･･」
　苦しげに呻くジュンを大きな胸に抱えると、汗と涙の浮かんだ憂いの美貌にキスを降らせた。
「うふふ。ねぇ、微睡みちゃんには、いつもどんな風にされてるの？入れさせてもらったことは？」
　赤い唇に吸い付き、片手には収まりきらない乳房を差し出すと、雷の王は再びジュンの股間に手を伸ばした。
「あら、こっちはしっかり立っているじゃない。お尻を犯されるのが好きなのね」
「ひいっ･･･あ、あっ･･･」
　直接与えられる刺激に、ぞくぞくと背を震わせてジュンが硬直する。
「お、お許しを･･･」
「んふ。ねぇ、どうなの？微睡みちゃんには入れているの？入れられているの？答えたら、許してあげる」
　根元を押さえたまま、ゆっくりと張り詰めた男根を撫で、さらにジュンをあおりたてる。
　恥ずかしさに頬を赤く染めて、視線逸らせたまま、それでもジュンはかすれた声で答えた。
「う･･･我が君には･･･入れて、いただいている･･･ことが･･･多いです」
「そぉ。じゃ、どんな風に気持ちよくしてもらっているのか、アタシの中で再現してもらいましょうか」
「え･･･あっ、あ、やめぇっ･･･ぅああっ」
　誘導されるがままに雷の王にのしかかったジュンは、まるで捕食されるかのように、熱い蜜壷に己を埋めた。
「ああん、硬くて美味しいわ」
「あっあぁっ･･･」
　じゅぷじゅぷと音を立てる割れ目は、ジュンを飲み込んで淫らにひくついた。
　ぬるぬると絡みつく愛液に導かれ、甘噛みするようにに吸い付く膣壁にこすり付ける。それは、腹の中でうごめく玩具の動きとあいまって、ジュンに例えようも無い快楽を与えた。
「あ、あっ･･･だめ･･･と、まらないっ」
「可愛いわ･･･あん、もっと･･･！」
　ジュンはぷよんとした柔らかな乳房に顔を埋めたまま、手探りで膨らんだ乳首を見つけ、痛まない程度に強くつまみあげた。
「ひぃんっ！」
「ぅくぅ･･･！」
　抜き差しすら困難なほどに締め付けたそこは、張り詰めたジュンを奥まで誘い込んだ。こつこつと先端が触れるたびに、肉壁がうごめいてジュンを絞り上げる。
「あぁっ！･･･あ、ここ、すごい」
「奥にぃ･･･ああんっ、いいわ･･･もっと、ジュンを食べたぁい」
　肌を打ちつけあい、濡れた音をたてる中に、かすかなモーター音が混じった。
「ぐああぁっ！」
「はひぃんっ！しゅご、ひ･･･もっと、おっきくなるぅ」
「あ、ぁ･･･も、おれ･･･」
　激しさを増したディルドの動きに合わせるように、ジュンの腰は意思とは関係なく、妖艶に動きを増した。中も前も犯される感覚に、ジュンのペニスはさらに熱を持ち、ぬめる蜜壷をぐちょぐちゅとかき回した。
「ああぁん！いいのぉ･･･気持ちいい！」
　雷の王はとろけた笑顔で腰を振り、布地の上からジュンの尻に埋まったディルドを、さらに指先で押し込んだ。
「ひぎぃっ！･･･ぃや･･･あ、お･･･おかさ、れる･･･」
「あんっ･･･そうよ、アタシに犯されちゃいなさい！あぁん、いいっ！奥に･･･奥に出しなさい！･･･はぁん」
「は･･･ひ、ぃ･･･いくっ！んぁあ、あ･･･アアッ！！」
「いい！イクッ！あ、ああぁんッ！！」
　搾り取るように締め付ける膣壁を突き上げるも、さらに奥まで吸い込もうとする底無しの蜜壷に、ジュンは若い精を吐き出した。