なんだかんだで十年経ちました



恵夢(えむ) 「ぱんぱっかぱーん。『Kreuzweg』十周年でーす」
蝎姫(かつき)「長年の来場に感謝する」

恵夢「でも、よく続いてるよね。管理人、三日坊主の癖に」
蝎姫「好きこそもののなんとやら・・・・・・だな」

蝎姫「ところで、なぜ今更私たちが?」
恵夢「記念作品を書こうかなっていう気持ちはあったらしいよ」
蝎姫「なにも思い浮かばなかったのか」
恵夢「十年もやっていると、ジャンルとか雑多すぎてね。こう・・・・・・」
蝎姫「ふむ?」
恵夢「作品ごとの代表集めてバトルみたいにしかならなかったから・・・・・・」
蝎姫「それは仕方がない」


十年前から

恵夢「世間もだいぶ変わったよね。投稿型とかなかったよ」
蝎姫「ここを開設した時、すでに個人サイト群は衰退しはじめていたな」
恵夢「携帯小説が書籍になったり、TVドラマになったり」
蝎姫「作品が一般の目に触れやすくなったというのは、よい傾向かな」
恵夢「だからかえって、個人サイトはマニアックな物を安心して置けたかな」
蝎姫「ここはサーチにも登録しない辺境地だからな」
恵夢「検索避けもつける徹底ぶり。偏屈ぅ」
蝎姫「そもそも、管理人が個人で楽しむために作ったサイトだ。初志貫徹だな」


歩みなど

蝎姫「盗作対策で、念のため、更新履歴等の記録はつけているようだ」
恵夢「無いとは思うけどねぇ」
蝎姫「防犯ステッカーみたいなものだ」
恵夢「なるほど」

蝎姫「これによると、本格的にサイトを作ったのが、09年5月1日」
恵夢「『Kreuzweg』を開設したのは、ちょうど十年前だね」
蝎姫「その前は?」
恵夢「一年くらい、某レンタルサーバーに。そこで満足できなくて、引越したの」
蝎姫「ほう。今は満足しているというわけか」
恵夢「お世話になっているね。ずっとサービスが続いて欲しいよ」

恵夢「それにしても、更新しなくなった話があるなぁ・・・・・・」
蝎姫「悪い癖で壮大にしがちだからな」
恵夢「広げるだけ広げて、自分が追い付かなくなるやつね」
蝎姫「妄想はタダとはいえ、力不足も甚だしい」
恵夢「蝎姫なんか、出すつもりでそこまで話がいかなった幻のキャラだよ」
蝎姫「・・・・・・・・・・・・」

蝎姫「基本的に、渡り歩いたネットゲームの話が多いな」
恵夢「そだね。世界設定がされてるから、面倒がないんじゃない?」
蝎姫「一から作り出すと、また壮大になるからな・・・・・・」
恵夢「それ。逆に、キャラがすでにある版権は動かしづらいみたい」
蝎姫「割と原作至上主義者だからな」

恵夢「ネットゲームで作ったキャラを、オリジナルに持ってくるとか」
蝎姫「その逆も、またあるな」
恵夢「オリジナルでも、キャラだけ他の作品に引っ張ってくるとか。使い回し」
蝎姫「魅力的なキャラだからだ、とは思わないのか」
恵夢「・・・・・・そう言われると、うん、気分がいいな」


ありがたいことです

恵夢「まさかこのコミュ障に、こんなに素敵なお友達ができるなんてねー」
蝎姫「不束者と何年もお付き合いいただき、感謝に堪えない」
恵夢「おかげさまで、いろんな話が増えたよ!」
蝎姫「いわゆる『うちよそ』というやつだな」
恵夢「他所様って、世界やキャラが、キラッキラしてるんだよ」
蝎姫「そこにお邪魔しようというのだから、もはや蛮勇だな・・・・・・」
恵夢「うちのがあっち行ったり、こっちに来てもらったり、楽しいね!」
蝎姫「技能の切磋琢磨という点でも、素晴らしい刺激になっている」
恵夢「仲良くしてくれて、ありがとうございます!」
蝎姫「これからも、どうぞよろしくお願いします」

蝎姫「さっき、サーバーの話になったが、他にも世話になっているところがあるだろう」
恵夢「画像素材のサイトさんだね!」
蝎姫「もう更新が無くなったり、閉鎖されたりしたところもあるが」
恵夢「うちで使わせてもらっているサイトさんは、どこも良心的なんだ」
蝎姫「こちらも開設当時からお世話になっていて、ありがたいことだ」


偶然です

恵夢「十周年が改元とかぶるなんてね」
蝎姫「偶然とはいえ、すごいタイミングだったな」
恵夢「最初に小説を書き始めたのが、平成・・・・・・」
蝎姫「やめておけ」
恵夢「ハハッ、昭和ではない、ってだけだよ」
蝎姫「おい・・・・・・」

蝎姫「令和になっても、変わらずに書き続けていく所存、だそうだ」
恵夢「エロもね」
蝎姫「・・・・・・まあ、好きだからな」
恵夢「官能小説、というと、なんかイメージが違うんだよねぇ」
蝎姫「真面目に官能小説を出している商業誌に失礼じゃないか」
恵夢「あれでも真面目にエロを書いていると思うよ?」


この先も

蝎姫「十年という節目を迎え、なにか所信表明とか抱負とかないのか?」
恵夢「ないんじゃない?そういうの無く、ゆるっとやってきたんだし」
蝎姫「マイペースだから続いたか」
恵夢「そういうこと。この先も、好きなようにだらだらやっていくんじゃない?」
蝎姫「・・・・・・と、いうことらしいので、この先も生温く見守っていただきたい」
恵夢「よろしくねー!」